ひぐらしのなく頃に。考察のーとよん。鬼隠し編、追記。だから順番はあってるんだよ、の巻。
さて、前回、催眠術によって圭一と富竹を殺したのではないか、という無謀な考察をしたわけですが、それから色々と考えた結果、催眠術という他人の手によったものではなく、自分の手でそういう状態に陥ったのではないかと。ただし、圭一の場合に限ります。富竹は暴行が加えられていたのでそうとは考えにくいから。
では、どういうことか。ひとつ考えたのは脳内麻薬の過剰分泌による幻覚である。これは死ぬ間際、ひどく興奮状態に陥っていた富竹の場合にも当てはまる・・・待て待て。すると、富竹は、他人から暴行を受けたのではなく、自分自身で傷つけたのだろう。角材はそのときたまたま落ちていた、と考えることはできないだろうか。
脱線しました。とりあえず、脳内麻薬によってそういうことが引き起こされるかは不明ですが(調べるのがめんどいだけですが)そういうことがなければ、被害妄想の極度にひどいもの、として考えるのもありですね。圭一は、大石にレナの過去の話などを聞き、非常にレナと魅音の行動に敏感になっていた。だが、それほど過去の話にインパクトがなかった梨花と沙都子については、別に彼女らの行動には注意を払っていない。つまり、圭一が話を聞いた時点で恐れている人物、つまりレナと魅音が変貌した理由というのは、圭一の被害妄想的なところから出てきたのではないか、と考えられる。
ここで、圭一にとってレナや魅音が味方か敵かよく分からなかった謎が解ける。つまり、圭一がそれほど過敏になっていないとき、レナや魅音の行動は圭一にとって味方、どんどんと緊張感が増してくる(圭一が勝手にレナや魅音に殺されると思っているとき)と、圭一にとってレナや魅音は敵になるのである。
そして、最後のシーン。魅音とレナが注射器をとりだし、圭一にさそうとした場面であるが、「富竹と同じ目にあってもらう」というのがキー。さて、プレイヤーはここで「富竹と同じ目=のどをかききって死ぬ」という方程式を勝手に成り立たせてしまいがちであるが、それは違うとしたらどうなるだろうか。富竹にみんながしたことといえば、そう祭りにおける罰ゲーム、つまり「シャツに落書きをする」ということだとしたら・・・。そう、注射器ではなく、ボールペンのようなものであったらどうだろう。ここで、圭一が被害妄想であるという仮定がキーとなってくる。要は、圭一の勘違い、というのが答えになると推測できる。
ところで、表にいたのは、圭一の精神科医(圭一の行動を不審に思った両親が呼んだ)である可能性があるし、はたまた村の者である可能性もある。
何故、村の者である可能性が出てくるのか。それは、村の人々はいやに「村で起こった殺人事件などを捜査されることや、蒸し返されること」を嫌がっているというのが重要になってくる。
つまり、圭一の行動が事件を起こしそうであるから、その可能性を消すため他の場所に移動させる、つまり村から出てかせようとしたのではないだろうか。ここで、名古屋辺りでの悟史目撃情報が生きてくる。つまりは、圭一と同じ状態で殺されずにすんだケースということである。
さて。こうすると、何故メモは一部だけ切り取られ他は残ったか、という疑問にも答えられる。つまり、村の者が昔のことを蒸し返されるのを嫌い、魅音とレナが圭一の不審な行動の原因だと思わせ、警察がこれ以上捜査する理由を消したかったからと推測できる。
では、圭一を襲った二人組は誰であるか。要は、誰でもいいのである。先に襲ったのは二人ではない。圭一のほうなのである。すると、襲われた男たちは自分の命を護るために圭一を攻撃し始める。これが、ダム現場の攻防である。男たちは圭一を気絶させた後、身の危険が去ったので圭一には何もせず(何もする必要がなく)に去った。それをレナが見つけ、部屋に運び、心配したレナは魅音に電話し・・・という流れになると考えられる。
レナの斧やおはぎの針についても圭一の被害妄想で片付けられるだろう。圭一の死に方も、そういった理由により引き起こされたものだと思われる。
ただし、これでもうまくいった説明とはいえない。鷹野の失踪富竹の死(圭一と同じだという可能性もあるが・・・?)、レナの昔の暴走などなど。これは順を追って説明したいが、うまい考えが浮かばない。うーむ、どうしたものだろう・・・。
だから、また追記するかも。
再び追記。
何故、富竹と同じ目にあってもらう、というのが落書きへと繋がるのか。魅音やレナたちには富竹の死に方というのを知らされていないという(圭一視点なので知らされているかもしれないが、それでも村人はそういう噂を流したがらないんので可能性は低い)理由からです。次はもうちょっと突き詰めて考えていきます。