ひぐらしのなく頃に。考察のーと、いち。鬼隠し編
とりあえず、大きな謎である、富竹の死因である喉を自分で掻き切るというものについて。薬物反応が出なかった、とあるから薬物に関してはあまり深く考えないようプレイヤーへのヒントというか助言なのか、もしくは薬物が原因だが、それを深く考えさせないようにするミスリードなのか。
一応、終盤で魅音が注射器を圭一にうとうとしている。これが、薬物(富竹の死因に繋がる薬物)の中和をするものだとか考えることはできるのだけれど、なんだか違う気がする。
いや、もしかしたら、薬物を投与するのは「鬼隠し」にあわせるほうなのかもしれない。ただ、それが予定変更(圭一がレナや魅音を殺害し逃亡するといった予想外の出来事により)となり、富竹と同じように殺されたのではないだろうか。つまり、薬物投与で富竹氏を殺害する、という可能性は薄いと見てよいのではないだろうか。
しかし、ヒントが少なすぎるため殺害方法が分からない。これはあとにまわそう。
次に、レナや魅音の変わりようについて。二人とも二重人格、という可能性は捨てきれない。また、お疲れ会、でもあったように本当のレナや魅音の本当の性格は終盤に見られるようなものであって、日常(前半部分。部活動のときとか)のときのものは作られたものである、という推理も捨てきれない。捨てきれないが、それもちょっと違うと思う。圭一は、明らかにレナが変わっているときの笑いと純粋な笑いとを区別できているところから(例えば『その笑みには悪意のようなものはなかった』とゲームにあったかわからないが、それと似たような文はあったはず)違うといえる。
では、オヤシロさまがとりついて悪さをしているのか。そうしたら、僕はこのゲームをPCごと壊しているだろう。第一、オヤシロさまがいるのだったら、レナや魅音にとりつく、なんていう手間がかかるようなことはしないはずである。まあ、祟りなどという超常現象、摩訶不思議な科学的に検証できないような選択肢はすべての選択肢が消え去ったとき考えるだけで十分である。よって、祟りである可能性はここではないことにしておく。
ひとつ思いついたのだが、催眠術のなかに後催眠、というのがあった気がする。あるキーワードによって、その催眠術の効果が発揮される(例えば『水谷瑞樹と聞くと歩けなくなる』と言った場合、その後はいつものように歩くことはできるのだが、『水谷瑞樹』というキーワードを聞いたとたん、突如歩けなくなる、というもの)というものがある。もし、催眠術が働いている場合、キーワードは何になるのだろうか。「オヤシロさま」だろうか。魅音には有効だろうかレナは果たして有効だろうか。いや、よく思い返してみると、レナは昔の学校で一回「豹変」を起こしたのであった。さて、そのときには「金属バット」が重要なキーを握っている気がした。つまり、「金属バット」というものに反応する催眠術をレナはかけられ、魅音は「オヤシロさま」というキーワードに反応する催眠術をかけられたのか・・・? しかし、ただ単に圭一に対して怒りを爆発させているだけ、という可能性もある(作者の誇大表現)が、うーむそれはどうなのだろうか・・・。
また、二重人格を疑うべき証拠として、わざわざ「竜宮礼奈」と呼ばず、「竜宮レナ」とみんな呼んでいる。大石刑事もそう言っていた気がするが気のせいだろうか・・・。気のせいだとしたら、これはただ単にあだ名として考えていいのだろう。
犯人についても、ものすごくヒントが少なくあてずっぽうで行くしかなさそうなのでパス。村ぐるみなのか、少数なのか、個人なのか。ただ、魅音が圭一にではなく大石氏に対しての殺意のほうが強いと考えられなくもないことから、魅音だけの犯行とは考えずらい。むしろ、逆なのではないか、と疑ったりもしたがはてさてどうなのだろう。
よく分からなくなりそうなので、次回に回す。うーん、考えれば考えるほど深まっていくのが分かるよ・・・。
続き。
催眠術をかけて、圭一と富竹を殺した、という発想がでてきたがそれも無理だな・・・。催眠術というのは常にリラックスして相手を信じることができる状態でないと成功しない。
次の日に続く。